【スペイン語 試験】DELE B1 (2017年5月) 受験記④ 口頭表現編
DELE B1の口頭表現のパートは、
準備時間と、本番の時間とに分かれていました。
各時間にわけて説明したいと思います。
<①準備時間>
試験に案内される前に、別室で試験官Aと、
設問1についてどのテーマについて話すかを決めました。
まず、部屋に入ると自己紹介をするように言われて、
試験官Aと雑談を約3分しました。
その後、試験官Aにテストの説明と、
ラミネート加工されたA4片面印刷1枚のシートを渡されました。
3分ほど時間を与えられて、
3枚あるシート(3種類の設問)の中からどの選択肢で話すかを決めました。
A:奨学金がもらえるのであれば、スペイン語圏の中でどこの国のものがいいか?
(希望する内容、期間、その理由も含む)
B:子供の携帯電話使用について
C:単語が難しく設問がよく理解できなかったため、途中で読むのをやめました。
→私は、経験談も含めて話しやすい
「①海外でのスペイン語研修について」を選択しました。
その後、15分間の準備時間。
選択後、A4の白い紙と鉛筆・消しゴムを渡され、
1人で部屋に残り何をどの順番で話すかを考えました。
※他のコスタリカ国内でB1を受験した人にきいたところ、
シートの選択肢に同じものと違うものがあったため、
いくつかシートがあり試験官がランダムに出しているのではないか?
ということでした。
2017年7月の試験も同じ内容のものが出題されたそうなので、
使いまわしされている可能性が高いですね・・・
直近の受験者から話を聞けば、問題の傾向が分かるかもしれませんね。
<②本番>
その後、試験官CとDがいる部屋に案内されました。
試験官Cは、私の背後で発言の文法や内容をチェックして紙に記入する係、
試験官Dは、私の面接官となる人でした。
まず、準備時間に話す内容を事前に考えていた設問1については、
自分の考えを5分程、話しました。
その後、試験官D(面接官)は、
私の発言に対していくつかつっこんだ質問をしてきました。
たとえば、今回の試験で
私は研修場所の希望としてメキシコを選んだので、
・メキシコには知り合いがいるか?
・その知人とはどのような関係か?
・研修の時間割はどのようなものがいいか?
・個別学習かグループ学習のどちらがいいか?
・研修時間外では、誰とどのようなことをしたいか?(その理由も含む)
上記のような質問を受けて、それぞれについて回答していきました。
テンポは早く、質問が次々にとんできて、どんどん会話が進んでいきました。
次回は、口頭試験の続編となる 設問2へ続きます。
【スペイン語 試験】DELE B1 (2017年5月) 受験記③ 読解・文章表現編
前回に引き続き受験期③では、
読解・文章表現(西作文)パートについて説明したいと思います。
私の受けた受験会場では不運なことに・・・
日本の試験会場では起こりえないだろう(笑)、
予想外かつ衝撃的な騒音に悩まされました。
集中してリーディングの問題を解いているところで、
ボリボリボリ・・・モグモグモグ・・・
・
・・・
・・・・・
・・・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・試験官がお菓子を食べてるっっっ!
さらには!!!2回も試験官の携帯が鳴りました。
しかも、謝る様子もなく反省もしていない様子・・・
教訓として、騒音にも負けない集中力が必要だということが分かりました。
ちなみに、試験前に受験者は筆記用具・携帯などすべてのものは持ち込み禁止との指示を受けたので私たちは何も持ち込めませんでした。
ちなみに、今回の長文問題はラテンアメリカのウイルス・セキュリティ問題がテーマで比較的簡単な内容でした。
文章表現(西作文)部分は、
①カジュアルな手紙の返信
(最初と最後の挨拶、参加可能な日の提案は必須)
②自分の国の重要な日について
(どのように祝うか、どうして祝うか、どうして大切な日なのかは説明必須)
が題材となっていてました。
私の場合は、下書きして清書すると時間がギリギリになるため、
文章の構成と、段落ごとに主張したいことをある程度考えた後は、
解答用紙に記入していきました。
作文部分はとにかく練習あるのみ!
語数の指示内にきちんと収まるように、
何度も練習して、語数のボリュームに慣れておく必要があります。
知り合いのネイティブの人に文法や表現方法を修正してもらいながら、
何度も練習しました。
次回は、口頭試験について説明していきます。
【スペイン語 試験】DELE B1 (2017年5月) 受験記② 時間割・リスニング編
【スペイン語 試験】DELE B1 (2017年5月) 受験記① - Annieの冒険記
前回の受験期①に続いて、今回はテストの時間割と
リスニングパートについて説明していきます。
1. テストの時間割
試験の時間割は、
●1日目
14:30-14:50 (5分自己紹介など+準備15分)
14:50-15:10 口頭試験(15分)
●2日目
8:30 集合
9:00-10:10 読解表現(70分)
10:15-10:55 聞き取り(40分)
10:55-11:20 休憩
11:25-12:25 文章表現(西作文)(60分)
ただコスタリカ国内は、試験会場によって1日にすべて受験するか
2日にわけて受験するかが分かれていました。
私の場合は、口頭試験のパートのみ5月12日(金)の午後に実施して、
翌日13日(土)に残りの筆記、リスニングの試験を行いました。
12日はラッキーなことに、
試験会場であった語学学校が無料で宿泊先を提供してくれたので、
翌朝8:30集合の試験に向けて余裕をもって準備することができました。
同じB1の試験を受けたイタリア人高校生は、
同日に面接も含めて全て1日で実施するスケジュールだったので、
同じ会場でも人によってスケジュールが違っていました。
個人的には、分けて試験をした方が集中力も続くので楽だな~と思いました。
2. 聴解(リスニング)パート
リスニングは、まず初めに音量の確認がありました。
問題なければ、試験官が音源を流します。
今回5月の試験は、スペイン訛りのスペイン語が多めだったこと、
表現が複雑だったこともあり、
事前に練習していた試験の問題よりも難しい印象でした。
問題の中には二重否定や、ひねった質問や回答があったので、
文法の練習も含めて、リスニングは速くてスペイン語訛りのスペイン語に
いかになれるかが重要なポイントだと思います。
筆記パートの時間中に、次ページにあるリスニングの選択肢を
先読みしていいという試験官と、禁止という試験官がいるようなので
(↑この人によって曖昧なところはスペインの試験らしい)その時の運によって
リスニング部分が先読みできたり、できなかったりします。
私の場合は特に何も言われなかったので、
リスニングの問題文を先読みしていました。
他の生徒も同じように先読みしていましたが、何もお咎めはなしでした。
【余談】休憩時間には、語学学校だったからかバナナやお菓子、
コーヒー、お水などが用意してありました。
次回の受験期③は、筆記と口頭試験パートについて説明します。