【スペイン語 試験】DELE B1 (2017年5月) 受験記③ 読解・文章表現編
前回に引き続き受験期③では、
読解・文章表現(西作文)パートについて説明したいと思います。
私の受けた受験会場では不運なことに・・・
日本の試験会場では起こりえないだろう(笑)、
予想外かつ衝撃的な騒音に悩まされました。
集中してリーディングの問題を解いているところで、
ボリボリボリ・・・モグモグモグ・・・
・
・・・
・・・・・
・・・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・試験官がお菓子を食べてるっっっ!
さらには!!!2回も試験官の携帯が鳴りました。
しかも、謝る様子もなく反省もしていない様子・・・
教訓として、騒音にも負けない集中力が必要だということが分かりました。
ちなみに、試験前に受験者は筆記用具・携帯などすべてのものは持ち込み禁止との指示を受けたので私たちは何も持ち込めませんでした。
ちなみに、今回の長文問題はラテンアメリカのウイルス・セキュリティ問題がテーマで比較的簡単な内容でした。
文章表現(西作文)部分は、
①カジュアルな手紙の返信
(最初と最後の挨拶、参加可能な日の提案は必須)
②自分の国の重要な日について
(どのように祝うか、どうして祝うか、どうして大切な日なのかは説明必須)
が題材となっていてました。
私の場合は、下書きして清書すると時間がギリギリになるため、
文章の構成と、段落ごとに主張したいことをある程度考えた後は、
解答用紙に記入していきました。
作文部分はとにかく練習あるのみ!
語数の指示内にきちんと収まるように、
何度も練習して、語数のボリュームに慣れておく必要があります。
知り合いのネイティブの人に文法や表現方法を修正してもらいながら、
何度も練習しました。
次回は、口頭試験について説明していきます。
【スペイン語 試験】DELE B1 (2017年5月) 受験記② 時間割・リスニング編
【スペイン語 試験】DELE B1 (2017年5月) 受験記① - Annieの冒険記
前回の受験期①に続いて、今回はテストの時間割と
リスニングパートについて説明していきます。
1. テストの時間割
試験の時間割は、
●1日目
14:30-14:50 (5分自己紹介など+準備15分)
14:50-15:10 口頭試験(15分)
●2日目
8:30 集合
9:00-10:10 読解表現(70分)
10:15-10:55 聞き取り(40分)
10:55-11:20 休憩
11:25-12:25 文章表現(西作文)(60分)
ただコスタリカ国内は、試験会場によって1日にすべて受験するか
2日にわけて受験するかが分かれていました。
私の場合は、口頭試験のパートのみ5月12日(金)の午後に実施して、
翌日13日(土)に残りの筆記、リスニングの試験を行いました。
12日はラッキーなことに、
試験会場であった語学学校が無料で宿泊先を提供してくれたので、
翌朝8:30集合の試験に向けて余裕をもって準備することができました。
同じB1の試験を受けたイタリア人高校生は、
同日に面接も含めて全て1日で実施するスケジュールだったので、
同じ会場でも人によってスケジュールが違っていました。
個人的には、分けて試験をした方が集中力も続くので楽だな~と思いました。
2. 聴解(リスニング)パート
リスニングは、まず初めに音量の確認がありました。
問題なければ、試験官が音源を流します。
今回5月の試験は、スペイン訛りのスペイン語が多めだったこと、
表現が複雑だったこともあり、
事前に練習していた試験の問題よりも難しい印象でした。
問題の中には二重否定や、ひねった質問や回答があったので、
文法の練習も含めて、リスニングは速くてスペイン語訛りのスペイン語に
いかになれるかが重要なポイントだと思います。
筆記パートの時間中に、次ページにあるリスニングの選択肢を
先読みしていいという試験官と、禁止という試験官がいるようなので
(↑この人によって曖昧なところはスペインの試験らしい)その時の運によって
リスニング部分が先読みできたり、できなかったりします。
私の場合は特に何も言われなかったので、
リスニングの問題文を先読みしていました。
他の生徒も同じように先読みしていましたが、何もお咎めはなしでした。
【余談】休憩時間には、語学学校だったからかバナナやお菓子、
コーヒー、お水などが用意してありました。
次回の受験期③は、筆記と口頭試験パートについて説明します。
【スペイン語 試験】DELE B1 (2017年5月) 受験記① 試験会場・受験者編
2017年5月12日、13日。
スペイン語の実力試しということで、2日に分けてDELE B1を受験してきました。
スペイン語を勉強して約1年、初めてのDELEでドキドキでした。
【目次】
1.DELEとは?
2. 試験会場
3. 受験者の傾向
1. DELEとは?
簡単に、試験の概要を説明すると、スペイン語の国際的な試験で
就職などの証明にも使える資格です。
DELEのレベルにはA1(入門)、A2(初級)、B1(中級)、B2(中上級)、C1(上級)C2(最上級)があります。
その中でも今回受験したB1は・・・
DELE B1(中級)
日常での身近な事柄や学習・仕事に関する既知の内容を理解することができる。大抵の状況で適した応対ができ、既知のテーマや個人的に興味があること、経験、出来事、希望、願望、計画、意見など簡単に表現することができるレベル。
【試験詳細】
http://tokio.cervantes.es/jp/dele_diplomas/information_diplomas_spanish.htm/
就職に使える、という意味ではTOEICに近いですが、
TOEICのような点数式ではなく、合格・不合格で判定される試験になっています。
「読解(Reading)+文章表現(Writing)」で6割以上、
「聴解(Listening)+口頭表現(Interview)」で6割以上、
を取らないと不合格になるという・・・これがキビシー!!
2. 試験会場
今回は、コスタリカの語学学校で受けてきました。
中米だと、コスタリカの他に、
グアテマラ、ニカラグア、パナマ、ドミニカ共和国、ジャマイカ、バハマでも
受験可能とのことです。
【中米・各試験会場の一覧】
http://albuquerque.cervantes.es/en/diplomas_spanish/exam_centers_carribean_ca.htm
全然スペイン語が理解できなかったので、
各国のスペイン語の地域差は考慮して受験地を決めたほうがいいかと思います。
現地の人と話した個人的な経験からすると、
・グアテマラは比較的訛りがなく聞き取りやすい
・メキシコはスペイン語をゆっくり話す人が多い
・コスタリカはスピーディーに話す人が多いものの、比較的訛りはない
たとえば、こんな印象です。(もちろん個人差はあり)
●筆記用具について●
筆記試験の時、日本だと自分のボールペン、修正テープ、フリクションなどを
持ち込める場合があるようですが、私が受験した場所は消しゴムから鉛筆まで
すべて会場が用意したもののみを使うように、
ということでした・・・。
せっかく用意した日本のフリクションは活躍せず・・・
筆記試験はインクのでが悪い海外のボールペンだったので、
試験後は指が痛くなりました・・・( ;∀;)
3. 受験者の傾向
イタリア人が多い!イタリア語とスペイン語は似てる、と言われるだけあって
イタリア人の高校生がB1・B2を受けてました。
単語もほぼ似てて、休憩時間にイタリア人同士が会話しているイタリア語の内容は、
私でもなんとなーくわかるような印象でした。
イタリア人だったら、あまり勉強しなくても中級程度なら簡単に受かりそう(笑)
C2を受けているのはドイツ人で、
他にもアメリカ人、フランス人の方が受験していました。
●B1の受験者について
ちなみに、B1を受けてたイタリア人高校生はスラスラと問題解いていて、
やはり簡単そうでした・・・!うらやましい!!
筆記の試験開始後、30分遅れてフランス人2人が入室!
驚いたことに!
小声で試験官が再び、遅刻者のために説明し始める・・・
というなんともスペインの試験らしいまった~り感。
TOEICだったらもう試験用紙回収されとるがな!
そんなこんなでいろいろあったDELEの初受験、
『受験期② 時間割・リスニング編』に続きます!